「未経験から独学でWebエンジニアに転職って本当にできるの?」
「プログラミングを独学してるけど、何をどこまでやれば転職できるのかわからない……」
この記事では、そんなお悩みを持つ方に向けて、実務未経験・独学からWebエンジニアに転職するための方法をお伝えします。
私は工場勤務から独学でプログラミングを学び、実務未経験の状態でWebエンジニアとして転職しました。
その後も 2度の転職を経験し、現在もWebエンジニアとして働きながら、採用にも関わっています。
この記事では、そんな私自身の経験をもとに、
「未経験から独学で『Webエンジニア』『フロントエンドエンジニア』『Webコーダー』として制作会社に転職すること」
を目指す方に向けて、学習の進め方・ポートフォリオの作り方・転職活動のポイントを具体的に解説していきます。
- 目次
- はじめに:エンジニアになる前の私は工場で働いていました
- なぜ私はWebエンジニアを目指したのか?「転職の軸」を持つことの重要性
- 独学におすすめのプログラミング学習サービス
- どこまで独学で勉強したら転職できる?
- ポートフォリオを作成して公開する
- 転職サイト、転職エージェントを活用する
- 未経験・独学でも転職を成功させるためのポイント
- 最後に:実務未経験から独学でWebエンジニアへの転職は可能です
はじめに:エンジニアになる前の私は工場で働いていました
当時20代後半の私は地方の工場に出勤し、作業服に着替え、機械が正常に毎日動くように保全する業務を行なっていました。
私の働いていた工場は、もちろん毎日出社。夏は暑いし冬は寒い、作業服はドロドロになるし、スキルが身につくわけでもない。
私は働き方を変えたいと強く思いました。
私はリモートで働きたい、服装自由で働きたい。そのためには、スキルが身に付く働き方がしたいと思い、Webエンジニアを志します。
そして私は新卒で働いた会社を1年半で退職し、未経験からWebエンジニアにキャリアチェンジしました。
実際未経験エンジニアはキツい?
「実際に未経験からエンジニアに転職して目指していた働き方ができている?」
「未経験からエンジニアってついていくのが大変でキツいって本当?」
未経験からエンジニアを目指す方にとって不安に思っている人も多いと思います。
正直にお話しすると、キツいときもあります。
未経験の頃はまだまだ技術力がないため常に調べながらの業務。納期ギリギリになってしまい残業が続く日ももちろんあります。
⚠️ 未経験から転職して1社目ですぐに「満足できる収入」「理想の働き方」が手に入れられるわけではありません。
しかし、実務経験やスキルを身につけて、服装自由・リモートワーク可能・フルフレックスで働けており、転職を決意した時に目指した働き方を今はできています。
なぜ私はWebエンジニアを目指したのか?「転職の軸」を持つことの重要性
「何がしたいか」より「どう在りたいか」
「どう在りたいか」を考えることで「何をするべきか」が明確になりました。
例えば当時の私だと…
- リモートで働ける選択肢が欲しい
- 服装自由の会社で働きたい
といった自分の「在りたい姿」がありました。
この「在りたい姿」にどうやって近づくかを考えた時「自分にスキルが身につく職種に転職すること」になり、私は「Webエンジニア」を志しました。
このように「転職の軸」を持つことはとても大切です。
未経験からの転職活動は苦しく、迷いが生まれます。
だからこそ最初に、「自分はなぜエンジニアになりたいのか」「どんな働き方をしたいのか」という目的や目標を明確にしておくことで転職活動を迷うことなく進めることができます。
独学におすすめのプログラミング学習サービス
HTML / CSS / JavaScript
今からWebの基礎言語であるHTML / CSS / JavaScriptを独学で学びたいという方には、UdemyのWeb Developer Bootcampをおすすめします。
Web開発を学びたい未経験者から経験者までを対象とした、Webエンジニアに必要な基礎言語であるHTML / CSS / JavaScriptについて易しく解説されている講座です。
「とりあえずWebエンジニアに必要な言語を学習してみたい」という人におすすめです。
Udemyは全てのコースに30日間返金保証があるので満足できなかった場合は返金することも可能です!👉返金ポリシー

👉 Web Developer Bootcamp(日本語版)
Git / GitHub
私はWebエンジニアとして3社経験していますが、Gitを使っていない会社はありませんでした。
それほどエンジニアにとってGitは必須のスキルです。
Gitの概念は少し複雑で、私は未経験の頃は、書籍で学習していました。
「いちばんやさしいGit&GitHubの教本」は未経験者からの評判も高く、転職前にGitのスキルを身につけておきたい方にオススメです!

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WordPress
WordPressのシェアはまだまだ高く、需要は続くと思っています。
WordPressは、コンテンツ管理システム(CMS)を使用しないもの、カスタムコーディングしたCMSを使用するものを含め、インターネット上のすべてのウェブサイトの43.6%を支えています。
https://kinsta.com/jp/wordpress-market-share/
<中略>
主要なCMSで作成されたウェブサイトに限定すると、WordPressの市場シェアは、62.1%になります。
私が未経験でWebエンジニアとして入社した会社で一番最初に任された業務は「HTMLで作られたサイトをWordPressのテーマ化すること」でした。
まだWeb界隈ではWordPressは使われていますし、身につけていても損はないスキルです!
WordPressを扱うにはPHPの知識が必要ですが、Udemyのちゃんと学ぶ、WordPress テーマ開発講座は初学者がはじめてWordPress開発を行うのにオススメの講座です。

React / Next.js
React / Next.jsはJavaScriptを使用した技術で、Web制作やWebアプリで今最も需要のあるスキルです。
勉強していれば大きなアドバンテージになることは間違い無いです。
HTML / CSS / JavaScriptを勉強してから、いきなりReact / Next.jsを触るとイマイチ理解しずらいと思います。
私もその壁にぶちあたりましたが、モダンJavaScriptの基本から始める React実践の教科書という本がすごくわかりやすかったです。
「JavaScriptを学んだ後に何を勉強したらいいかわからない…」
と悩んでいた私の役に立った書籍です!

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また、「React(v18)完全入門ガイド」というUdemyの講座もおすすめです。
現在の最新バージョンであるv18にも対応しています。
ReactのフレームワークであるNext.jsであったり、Reactの状態管理としてよく使われているRedux、最近のフロントエンドでは欠かせないTypeScriptをこの一本の講座で学ぶことができます。
とてもコスパの良い講座です!

👉 React(v18)完全入門ガイド|Hooks、Next14、Redux、TypeScript
どこまで独学で勉強したら転職できる?
「ここまで勉強していれば転職できる!」といった明確な基準はありません。
以下は私が思う未経験からWeb制作会社に転職するために必要な技術スキルの基準です。
- HTML/CSSを使ってレスポンシブサイトを作ることができる
- Gitを使ったソースコード管理ができる
- JavaScriptを使ってアニメーションをつけることができる
私はHTMLとCSSでサイトを作り、JavaScriptでスクロールアニメーションをつけれる程度でポートフォリオを作成し、転職活動をはじめました。
こちらの基準を参考にして、徐々に転職活動を行っていきましょう。
ポートフォリオを作成して公開する
未経験からの転職であればポートフォリオはほぼ必須です。
HTML / CSS / JavaScriptを学習した方であれば、レンタルサーバーを使ってポートフォリオを公開してみましょう。
Webエンジニアはコーディングするだけでなく、サーバーを扱うことも求められます。
レンタルサーバーの扱い方も理解しておくと、転職後にも大きなアドバンテージとなります!
どんなポートフォリオをつくればいい?
「実務経験がないから実績もない…。ポートフォリオには何を載せたらいい…?」
未経験社は誰もが悩むことだと思います…。
未経験エンジニアがポートフォリオに求められることは「すごい実績」ではなく、「『継続的に学べる』『主体的に学べる』ことをアピールすること」が大事です!
- 現在扱うことができるスキル
- 継続的に学んできた根拠
- 自己紹介
これらを意識してポートフォリオを作成するといいでしょう!
転職サイト、転職エージェントを活用する
転職サイトや転職エージェントに登録して、どのような求人があるか確認しましょう。
私はリクナビNEXTやGreenやWantedlyなどに登録して、どんな求人があるかをリサーチしていました。
情報収集のためにも、転職サイトには登録しておきましょう。
未経験が狙うべき求人
私は以下のような求人に応募していました!
- 実務経験1年以上かつ、専門学校・大学などで学ばれた方
- HTML・CSS・JavaScript を用いたサイト構築
- レスポンシブ Webデザインのサイト構築
「実務経験1年」と書かれていても、ポートフォリオや職務経歴書が評価してもらえれば面接まで進める場合もあります。
初めは書類選考でかなり落ちると思いますが、転職するためには諦めずに応募を続けるしかありません。
一番辛いタイミングかもしれませんが、独学を続けて、ポートフォリオや職務経歴書をアップデートして応募しましょう!
こんな求人には注意
「未経験採用にも関わらず現在よりも給与を上げるという求人」や、「極端に未経験歓迎を謳っている求人」には注意です。
給与を上げてまで来て欲しいということはエンジニアの仕事をさせてもらえないかもしれません。
「いざ入ってみたら全く違う業務を任された…」という話も少なくありません。
入社後にコーディング、プログラミングをさせてもらえるかを面接でしっかりと確認しましょう。
未経験・独学でも転職を成功させるためのポイント
自走できることをアピールする
Webエンジニアは転職がゴールではなく、転職後も新しい技術をキャッチアップしていかなければなりません。
会社は自己管理できるエンジニアを求めています。
「学習する習慣がある」ことをアピールすることで、入社後も会社に貢献してくれると思ってもらえます。
- GitHubにコミット履歴を残しておく
- 技術ブログで勉強した情報を発信する
など、継続して勉強していることをアピールすることは、転職に有効になると思います!
はじめから理想の収入・働き方を望まない
転職の1社目から理想の収入・働き方はできないと思っておいた方がいいです。
「今より給与を下げたく無い…」
「絶対にリモートで働きたい…」
と、未経験転職1社目から理想を高く描いていると、なかなか採用に繋がりません。
こういったときに「転職の軸」を思い出して、転職を軌道修正しましょう。
最後に:実務未経験から独学でWebエンジニアへの転職は可能です
実務未経験でも、独学でも、Webエンジニアに転職することは十分に可能です。
私自身がそうだったように、正しい努力と行動を積み重ねれば、道は必ず開けます。
この記事が、これからエンジニアを目指すあなたの助けになれば幸いです。