「工場勤務がキツイ。辞めたい。」
「このまま工場で働いていてもいいのだろうか…。」
かつて工場勤務だった私は、働き方に大きな悩みを抱えていました。
しかし、一歩踏み出してエンジニアに転職したことで、私の働き方は一変しました。今は時間と場所に縛られない自由な働き方を手に入れ、市場価値を高めながらやりがいを感じています。
本記事では、工場勤務からエンジニアへの転職を経て、私が実際に感じた働き方の劇的な変化と、独学で遠回りした経験から見えた、未経験者が最短距離で成功するための具体的な戦略をお話しします。
もしあなたが今の働き方に疑問を感じているなら、私の実体験が参考になりましたら幸いです。
- 目次
- 私の簡単な経歴
- 工場勤務時代に抱えていた悩み
- エンジニア転職による働き方の変化
- 独学からエンジニアを目指す難易度とデメリット
- スクールを活用するメリットと効率的な学習
- 実際に行動に移せる人はごくわずか
私の簡単な経歴
私は新卒で入社した会社にて、地方の工場に配属されました。
工場で働き始めて約1年が経った頃、その働き方に悩み、転職を決断しました。未経験からエンジニアを目指しましたが、働きながら独学で勉強し、転職活動を行うのは難しいと判断。転職先を見つける前に工場を退職するという決断をしました。
退職から約3ヶ月後、独学でのプログラミング学習を経て、ようやくフロントエンドエンジニアとして内定をもらうことができました。
その後、Webエンジニアとしてさらに2回転職を経験し、現在はエンジニア歴5年目となります。
工場勤務時代に抱えていた悩み

単調な作業の繰り返しとスキルアップへの不安
私が工場で担当していたのは、主に生産機械の保全作業でした。毎日、工業油でドロドロになりながら機械のメンテナンスを行う日々です。
この作業自体は工場の稼働に不可欠なものですが、「この保全スキルは、この会社以外でも活かせるのだろうか」という不安を常に抱えていました。
会社内部で求められる専門的なスキルは身につけられても、一歩この職場から外に出たとき、このスキルが他の業界や企業で何の役にも立たないのではないか、という閉塞感と将来への不安を感じていました。
柔軟な働き方への憧れ
工場勤務では、生産ラインの都合上、当然ながら毎日決まった時間に出社し、定位置で働く必要がありました。さらに、勤務地は会社によって限定され、自分の意志とは関係なく、会社の命令で海外勤務を命じられたり、意図しない場所への転勤を強いられたりするリスクがありました。
当時の私は、リモートワークやコアタイムのないフルフレックスといった時間的な柔軟性に加え、自分の意志で働く場所を選べる自由な働き方に強い憧れを持っていました。しかし、当時の職場環境では、時間や場所、キャリアの選択肢が固定されており、実現は難しい状況でした。
エンジニア転職による働き方の変化

私は未経験での転職活動を工場で働きながら行うのは難しいと判断し、転職先を決める前に工場を退職しました。その後なんとか内定をいただき、フロントエンドエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。
現在のエンジニアとしての働き方について、実体験を交えてお話しします。
フルフレックス & リモートワーク
現在の会社では、コアタイムのないフルフレックスで、基本リモートワーク(週に一度の出社あり)という柔軟な働き方を実現できています。
病院に行くために業務を中抜けし、その代わりに夜間に働くことも可能ですし、自宅で荷物を受け取りたい日にはリモートワークを選択できます。工場勤務時代に描いていた、時間や場所に縛られない理想の働き方ができていると感じています。
ただし、注意していただきたいのは、未経験から最初に転職した会社はフル出社だったという点です。
未経験からの転職で、最初からフルフレックスや完全リモートワークを求めるのは、現実的に難しいケースが多いです。なぜなら、実務未経験のエンジニアをリモートで勤務させるには、スキル面での懸念が多く、上司の管理コストが増大するためです。これは、現役エンジニアとして働く私自身の視点から見ても、同様に心配な点です。
副業による収入源の多様化と可能性の拡大
現在は、たまに副業として案件を請け負う機会もあります。
具体的には、友人や前職の上司などから依頼を受け、1件あたり10万円〜20万円程度の案件をいただくことがあります。これは、私がIT業界に身を置いたからこそ可能なことです。工場勤務を続けていたら、プログラミングに関する副業を頼まれることはなかったでしょう。
本業で培ったスキルを直接、副収入に繋げることができるのも、エンジニアとして働き出した大きなメリットの一つです。副業は収入源を増やすだけでなく、本業とは違う分野に挑戦し、スキルやキャリアの幅を広げる機会にもなっています。
独学からエンジニアを目指す難易度とデメリット

私は独学で転職しました。しかし今では「独学で転職することは遠回りだった」と思うことがあります。
エンジニア転職における「実務経験」の壁
未経験エンジニア転職で最もハードルが高いのが、企業から「実務経験」を求められることです。
「未経験なのに実務経験が必須」というのは矛盾していると感じるかもしれませんが、残念ながらこれが現実です。
実際、エンジニア転職において実務経験は非常に大きなアドバンテージになります。
私も未経験転職の際、このハードルを超えるのにかなり苦労しました。書類選考で何社落とされたかわかりません。
結果、私は独学でプログラミングを勉強し、複数の会社の応募フォームから地道に応募し、結果的に内定を得ることができました。しかし、内定までの期間に約3ヶ月の無職期間があり、転職後も最初の会社の給与はアルバイトと同程度でした。
こうしたリスクを回避するためにも、スクールや転職エージェントなどの外部サービスに頼ることは有効な手段だと今では思います。
視野が狭くなり遠回りするリスク
一人で独学や転職活動を進めてしまうと、どうしても業界や企業選びに関する視野が狭くなってしまいます。
私の場合、未経験からエンジニアとして入社した1社目の会社の給与は月18万円でした。今思えばかなり少ない金額です。独学でしか情報を持っていなかった当時の私は、「とにかく安月給でもいいから、コードを書かせてくれる会社に入りたい」という一心で転職活動をしていました。
結果的に、給与を上げるためにその後2回転職することになり、これはかなりの遠回りでした。実際には、自分のスキルに見合った適正な年収まで希望を下げる必要はなかったのです。
独学で得られる知識だけでなく、市場価値や年収相場を知ることが、キャリアの早期成功には不可欠だと痛感しています。
スクールを活用するメリットと効率的な学習
独学で遠回りした私の経験から、未経験からエンジニアを目指す方にとって、プログラミングスクールの活用は、検討すべき有力な選択肢だと考えています。
スクールは単に技術を教えるだけでなく、独学では得られない「効率」と「専門的なサポート体制」を提供してくれるからです。
スクール費用は決して安くありません。まとまった初期投資が必要になることは理解しています。
しかし、独学による「3ヶ月の無職期間」という収入機会の損失や、「安月給での入社によるその後の転職回数増加」といった金銭的・時間的な遠回りを回避できると考えれば、これは将来のキャリアに対する最も効率的かつ確実な「リスクヘッジのための投資」と捉えることができます。
実際に行動に移せる人はごくわずか
多くの方が今の働き方に不満を抱えながらも、具体的な行動に移すことを躊躇します。
エンジニア転職という大きな変化を決断し、実際に学習を始める人は、全体の1%にも満たないと言われています。
このブログを最後まで読んでいただいたあなたは、既にきっかけを掴んでいます。
私が経験した遠回りを避け、確実な一歩を踏み出すためにも、まずは無料相談という最もリスクのない「行動」から始めてみてください。