「転職活動用のポートフォリオをできるだけ安く公開したい」
「サーバーを借りるのってお金がかかるし、1年契約とか縛りがあるのでは?」と不安に思っていませんか?
実は、「さくらのレンタルサーバ」と「XServerドメイン」を組み合わせて活用することで、転職活動期間中の数ヶ月だけ、月々わずかワンコイン程度のコストで運用することが可能です。
あえてサーバーとドメインを別々の会社で契約するのは、初心者には少しハードルが高く感じるかもしれません。しかし、その手間こそが、低コストでポートフォリオを公開できる理由です。
この記事では、コストを最小限に抑えつつ、未経験エンジニアとしての評価も高めるための「賢いサーバー選定と公開方法」を解説します。
- 目次
- ポートフォリオを公開するために「1ヶ月単位」でサーバーを借りるべき理由
- なぜ「さくらのレンタルサーバ × XServerドメイン」の別々契約が最強なのか?
- 【図解】「さくらのレンタルサーバ」と「XServerドメイン」でポートフォリオを公開する最短ステップ
- Step① 「XServerドメイン」でドメインを取得する
- Step②「さくらのレンタルサーバ」でサーバーを契約する
- Step③ サーバーにドメインを登録(DNS・ネームサーバー設定)
- Step④ 無料SSLを設定して「https」化する
- Step⑤ FTPソフトでファイルをアップロードする
- まとめ|少し手間はかかるが1ヶ月660〜ポートフォリオは公開できる
ポートフォリオを公開するために「1ヶ月単位」でサーバーを借りるべき理由
転職活動は「期間限定」だからリスクを最小限にする
転職活動がいつ終わるかは分かりません。1ヶ月で決まる人もいれば、数ヶ月じっくり取り組む人もいます。
多くのレンタルサーバーは「1年一括払い」で月単価が安くなりますが、もし3ヶ月で内定が出た場合、残りの9ヶ月分(約1万円以上)は無駄になってしまいます。
「1ヶ月単位」で契約できるサーバーを選べば、内定が出た瞬間に解約が可能です。
無料サービスではなく「レンタルサーバー」で差をつける
GitHub Pagesなど、無料でポートフォリオを公開できるツールはたくさんあります。しかし、あえて「サーバーを借り、独自ドメインを取得して紐づける」という工程を踏むこと自体が、強力なアピール材料になります。
現場ではGitHub PagesでWebサイトを運用することはありません。レンタルサーバーの設定、ネームサーバー設定、SSL設定、FTPでのファイルアップロードといった経験は、「Web開発の流れを理解している」ということを行動で示すことができます。
なぜ「さくらのレンタルサーバ × XServerドメイン」の別々契約が最強なのか?
なぜサーバーとドメインを別々契約する?
1ヶ月単位で契約できるサーバーと、安く取得できるドメインを別々で契約することで、コストを抑えることができます。
レンタルサーバーとドメインを同じ会社で契約することももちろん可能です。しかし、一緒に契約すると少し割高になることが多いです。
以下はレンタルサーバーと一緒にドメインも契約した場合の各社の料金です。
| レンタルサーバー (1ヶ月契約) | レンタルサーバー (3ヶ月契約) | レンタルサーバー 12ヶ月契約 | ドメイン | |
|---|---|---|---|---|
| エックスサーバー | – | 1,320円 (計3,960円) | 1,100円 / 月 (計13,200円) | 初年度無料 |
| さくらのレンタルサーバ | 660円 | 660円 (計19,80円) | 550円 (計6,600円) | 3000円/年〜 |
| ConoHa WING | 最大1,452円(通常契約) | 1,331円 (計3,993円) | 990円 (計11,880円) | 初年度無料(パック契約) |
「エックスサーバー」と「ConoHa WING」はレンタルサーバーと一緒に契約することで、ドメインを初年度無料で契約することができますが、サーバー代が1ヶ月1300円オーバーで少し高いです。
サーバーを12ヶ月契約すると安くなりますが、一括請求なのですぐに転職活動が終わってしまうと痛い出費です。
「さくらのレンタルサーバ」は1ヶ月で契約できますが、一緒に取得できるドメインは少し割高です。
このようにサーバーとドメインを同じ会社で一緒に契約すると、少し割高になります。
その理由はサーバーとドメインを紐づけるネームサーバー設定を一緒に行なってくれるからです。
1ヶ月契約が最も安い「さくらのレンタルサーバ」でサーバーを契約し、「Xserver ドメイン」でドメインを契約することで、ネームサーバー設定の手間が増えますが、コストを抑えてポートフォリオが運用できるということです!
💡 この記事ではネームサーバー設定の方法も解説してるのでご安心ください!
ポートフォリオの運用費をシミュレーション
「さくらのレンタルサーバ」でサーバーを契約し、「Xserver ドメイン」でドメインを取得した場合の、コストシミュレーションは以下になります!
| レンタルサーバー費用 | 毎月660円(無料期間14日間あり) |
| ドメイン費用 | 初年度 1円〜※ |
※次年度からの料金はドメインによって異なります。おおよそ年額2000円~3000円。
ドメインは初年度は1円で取得することができるので、毎月サーバー費用の660円でポートフォリオを公開することができます!
さらに契約縛りもないので、いつでも解約できます!
これが、契約に縛られることもなく最も安く転職活動用ポートフォリオを公開する方法です!
具体的な公開方法について、次章から解説していきます!
【図解】「さくらのレンタルサーバ」と「XServerドメイン」でポートフォリオを公開する最短ステップ
ここからは「さくらのレンタルサーバ」と「XServerドメイン」でポートフォリオを公開する方法を、実際に登録した画面キャプチャと共に説明していきます!
コストが安く済む分、少しだけステップが多いですが、30分もあれば公開設定は完了します!
Step① 「XServerドメイン」でドメインを取得する
まずは「XServerドメイン」でドメインを取得します。
取得したいドメインを決める
【取得したいドメインを入力】の箇所に、ドメイン名を入力して検索します。
ポートフォリオのためのドメインであれば「yamadatarou.com」や「suzuki-ichiro.jp」など、自身の名前が使われていることが多いですが、採用担当者に見られることだけ考慮しておけば、基本的に何でも大丈夫です。

【ドメインのみ申込】を選択し、ドメインを選択したら【取得手続きに進む】から次に進みます。
❓ どんなドメインを取得すればいい?
迷ったら「自分の名前やニックネーム」+「.com」「.net」などの人気ドメインを選んでおけば間違いなしです!

ドメインの価格を確認して、【取得手続きに進む】から次に進みます。

アカウント登録
エックスサーバーのログイン・アカウント登録の画面に促されるので【Xserverアカウントの登録へ】をクリックします。

「Xserverアカウント情報」の入力画面に遷移します。順番に入力していきましょう。

登録に必要な情報が以下です。
- メールアドレス【必須】
- パスワード【必須】
- 契約者種別【必須】 👉 個人でOK
- 契約法人【必須】
- 名前【必須】
- 住所【必須】
- 電話番号【必須】
- WHOIS代理公開サービス【必須】👉 希望するでOK
❓ WHOIS代理公開サービスとは
ドメインを取得すると、その持ち主の「氏名・住所・電話番号・メールアドレス」を世界中に公開することが義務付けられています。Xserverドメインが、自分の情報の代わりに「会社の情報」を載せてくれるのが「WHOIS代理公開サービス」です。
個人でブログやサイトを運営する場合は【希望する】でOK。
ここまで入力できたら【利用規約と個人情報の取り扱い】にチェックを入れて、【確認画面へ進む】をクリックします。

登録したメールアドレスに確認コードが送信されるので、確認コードを入力して【確認画面へ進むを】クリックします。

本人確認のため、SMS認証・電話認証を行います。【テキストメッセージ(SMS)で受信】か【音声電話で受信】のどちらかを選択し、【認証コードを受信する】をクリックします。

受け取った認証コードを入力して、間違いがなければ認証完了画面に移ります。
以下の画面になれば完了です。お支払い手続きに進みます。

お支払い情報の入力
お支払い情報を入力していきます。
取得したドメインと値段が間違っていないことを確認したら、お支払い方法を選択します。
- クレジットカード
- あと払い(ペイディ)
- コンビニ
- 銀行振込
- ペイジー
以上から選ぶことができますが、クレジットカードが最もスムーズです。選択して【申込内容の確認】をクリックして次に進みます。

最後にお申し込み内容、登録情報を確認して、申し込むをクリックしてドメインの取得は完了です。

後ほどログインが必要になる「Xserverドメインのマイページ」にはこちらからログインできます。
ログインにはメールアドレス、パスワードが必要になるので、控えておきましょう。
Step②「さくらのレンタルサーバ」でサーバーを契約する
次に「さくらのレンタルサーバ」でレンタルサーバーを契約します。
レンタルサーバーのお申し込み
右上の【お申し込み】をクリックしてプランの選択に進みます。

スタンダードプランを選択します。個人サイトの規模であれば「スタンダード」プランで十分です!

下にスクロールすると初期ドメインを入力する画面欄があります。
こちらはサイトのドメインではなく、さくらのインターネットのIDのようなものです。
すでにランダムに生成された文字列が入力されていますが、そのまま使ってもいいですが、覚えやすい文字列に変更しておくといいでしょう。

下にスクロールして【レンタルサーバだけ契約する】にチェックを入れて、【お支払い方法の選択】から次に進みます。

さくらインターネット会員登録
会員でない人は会員登録ページに促されるので【新規会員登録へ進む】をクリックして会員登録に進みます。

メールアドレスを入力して、個人情報の取り扱いに同意し「会員登録のご案内メール」を受け取ります。

入力したメールアドレスに下記のような「案内メール」が送信されるので、URLから会員登録へ進みます。

URLをクリックすると、さくらインターネットの会員情報入力画面が開きます。

登録に必要な情報は以下です。
- ご契約者種別【必須】👉 個人でOK
- 住所【必須】
- 電話番号【必須】
- パスワード【必須】
入力が完了したら【確認画面へ進む】をクリックして、確認画面に進みます。
確認画面にて会員情報を確認したら、【同意して会員登録する】をクリックして完了です!

お支払い選択
会員登録が完了するとお支払い選択画面に遷移します。
「さくらのレンタルサーバ スタンダード」であることを確認して、「毎月払い(月額660円)」、「クレジットカード」を選択し、クレジットカード情報を入力したら、【お申し込み内容の確認へ】をクリックして次に進みます。

確認画面に遷移します。申込内容に間違いがないか確認しましょう。
⚠️ 初回請求金額は利用料金の2ヶ月分(1,320円)となります。次月からは1ヶ月分の660円となりますのでご安心ください。
入力内容に問題なければ【この内容で申し込む】をクリックして、レンタルサーバーの申し込み完了です!

以下の画面になれば完了です!

Step③ サーバーにドメインを登録(DNS・ネームサーバー設定)
さくらのレンタルサーバからドメインを追加
さくらのレンタルサーバのコントロールパネルにアクセスしてログインします。
さくらのレンタルサーバの会員IDと、パスワードを入力してログインします。

左上のメニューバーから【ドメイン/SSL】をクリックした後に、【ドメイン新規追加】をクリックしてドメインの追加をします。

下にスクロールして、今回はXserverで取得したドメインを移管せずに、さくらのレンタルサーバで使うので、【他社で取得したドメインを移管せずに使う】をクリックします。

入力欄に取得したドメインを入力して【追加】をクリック。
💡 以下の情報をメモしておいてください。後で必要になります。
ネームサーバー1 ns1.dns.ne.jp
ネームサーバー2 ns1.dns.ne.jp

「ドメイン/SSL」のページに取得したドメインが追加されたらサーバーにドメインの設定完了です!

Xserverドメインからネームサーバー設定
Xserverアカウントのコントロールパネルにアクセスします。
右上の【サービス管理】をクリックすると、ご利用中のサービスに【Xserve ドメイン】があるのでクリックします。

契約したドメインをクリックします。

下にスクロールし、ネームサーバー設定の【設定変更】をクリックしてください。

その他のサービスで利用するにチェックをつけて、「さくらのレンタルサーバ」のネームサーバーを入力します。
ネームサーバー1 ns1.dns.ne.jp
ネームサーバー2 ns1.dns.ne.jp

ネームサーバー設定が以下のようになっていれば完了です!

DNS・ネームサーバーには10分〜15分程度時間がかかるので、少し待ちましょう。
以上の設定で、http://(契約したドメイン) にアクセスすることでサイトを見ることができます!
とは言え、http通信は安全ではないと言われているので、Step④では「https化するためのSSL設定」を行い、Step⑤では「サーバーにファイルをアップ」を行い、ポートフォリオ公開完了です!
Step④ 無料SSLを設定して「https」化する
登録したドメインのSSL設定を行います。SSLはあなたのサイトを保護するために必要な設定です。
さくらのレンタルサーバのコントロールパネルにアクセスして、追加したドメインの右側の【SSL】をクリックして設定を進めます。

【登録設定を始める (SSL証明書の種類を選択)】をクリック。

「Let’s Encrypt(無料SSL)」の右側の【利用する】をクリックします。

❓ 無料のSSLでも問題ないの?
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)を安全面で心配する必要はありません。 技術的な「暗号化の強さ」については、年間数万円する有料のSSL証明書と全く同じです。
「Let’s Encryptの利用ポリシーに同意する」にチェックを入れて【無料SSLを設定する】をクリックします。

これでSSL設定完了です!
追加したドメインがインターネットへ反映されるまでに数時間から数日かかることがあるので気長に待ちましょう。

Step⑤ FTPソフトでファイルをアップロードする
Web公開フォルダを設定する
さくらのレンタルサーバのコントロールパネルにアクセスして、追加したドメインの右側の【設定】をクリックします。

Web公開フォルダーを追加します。ドメイン名にしておくことが多いです。
例)~/www/foofoofoo.net/

【保存する】をクリックして完了です。
FileZillaのインストール
公開まで後少しです!
FTPソフトでサーバーにファイルをアップロードします。
今回はFileZilla(ファイルジラ)というFTPソフトを使用します。
私はWeb開発会社に3社勤めてきましたが、どの会社でもFilezillaを使っていました。今のうちに使い方を覚えておいて損はありません。
💡 さくらのレンタルサーバにもFilezillaを利用したいというヘルプページがありますので、困ったらこちらを見てもOKです!
以下のリンクからOSに応じてインストールしてください。
.png)
ファイルをアップする
FileZillaの画面は、大きく分けて、「左側にローカルサーバー」「右側にリモートサーバー」になっています。
あなたの作成したファイルを左で表示し、右側にドラッグアンドドロップすることで、サーバーにアップすることができます。
-1024x704.png)
左上のサイトマネージャーをクリックしてサーバーと接続します
-1024x709.png)
サイトマネージャーが開くので右側を入力します。
-1-1024x520.png)
- プロトコル 👉 FTP
- ホスト 👉 FTPサーバー名
- 暗号化 👉 そのままでOK
- ログオンタイプ 👉 通常
- ユーザー 👉 FTPアカウント名
- パスワード 👉 サーバーパスワード
これらを入力したら【接続】をクリックします。
接続ができましたら、デフォルトのリモートサイトは「/home/(アカウント名)」に接続されています。
さきほど設定したWeb公開フォルダにファイルをアップロードすることで、公開されます!
例)/home/アカウント名/www/foofoofoo.net
-1024x706.png)
「https://(取得したドメイン)」にアクセスして、ポートフォリオが表示されたら完了です!
まとめ|少し手間はかかるが1ヶ月660〜ポートフォリオは公開できる
「さくらのレンタルサーバ」でサーバーを契約して「エックスサーバードメイン」でドメインを契約することでコストを最小限にしてポートフォリオを公開する方法をご紹介しました。
SSL設定やネームサーバー設定など、難しい内容が多かったかもしれませんが、実務で必ず役に立つので、勉強と思って挑戦してみてください。